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書名 桜の雑学事典 : おもしろくてためになる
著者名 井筒清次
分野 植物事典
紹介文  日本人が大昔から愛している花の一つ、「桜」。日本の国花であり、消費税率変更に伴い新しく発売された52円切手の絵柄にも採用されている「桜」は、ただの綺麗な花ではない。是非皆さんに知ってもらいたい。日本の歴史に深く関わり、多大なる恩恵を与えてくれている「桜」という植物を。
 まずは簡単にサクラについて説明しよう。桜はバラ科サクラ属の一群の事で同じサクラ属の中にはウメやモモ、スモモなどもある。薄紅色の花弁が特徴的だが、黄緑色や緑色の花弁を持つ品種があることを知っている人はそんなにいないだろう。また、秋から冬にかけて咲く冬桜など、「春の風物詩の薄紅色の花」というイメージを覆す事実も存在する。
 意外な一面の次は豊かな利用価値についてだ。その樹木は均一なのが特徴で、昔から版木や建材としてよく利用されていた。今でもスモーク用のチップや家具などで使われているのを見たことがあるだろう。樹皮は細工や咳止め薬にも使われ、樹皮だけでなく幹や枝、葉、花など、ほぼ全てを染料として利用していた。食物としての利用は言わずもがなだろう。 和歌や物語などに多く利用され、愛されてきた「桜」。その花の歴史や生涯を知り、過去に想いをはせるのも悪くないだろう。



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