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紹介者 濱保久先生
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書名 ニングル
著者名 倉本 聰
分野 小説
書評 僕が初めてこの本と出会ったのは来道間もない30歳くらいの頃でした。同僚の篠塚先生の家でブリッジ(トランプ)大会があり、そのゲームが苦手な僕は先生の書斎に逃げ込み、そこで見つけたこの本を一気に読みました。富良野の森に棲むチュチュという妖精を主人公としたメルヘンチックな童話?なのですが、読み終えた僕は本気で「先生、ニングルって本当にいるんですか」と聞きました。それほどその世界に引き込まれていたということです。30歳にもなった大人がする質問とも思えないのですが、それを聞いた篠塚先生の答えも「さあねぇ」とこれまた素晴らしいものでした。
 それ以来少なくとも3回は読み直していますが、読む度に視点が変わってくる深い読み物です。最初は、近代科学がもたらした現代文明って何だろう的なテーマしか見えてこなかったのですが、2回目は北海道の歴史というか地方の栄華盛衰、さらにはこれからの北海道はどうなるんだ的なテーマが見えてきて、3回目にはいわゆる職人というか達人というか、決して科学的ではなく超アナログ的ではあるけれども間違いの少ない直感的世界が見えてきました。読む度に新しい発見があったのは、あるいは僕自身が変化していたからかもしれませんが、この本の中に様々な要素が含まれていればこそのことだと思います。あなたはこの本から何を読み取るのでしょうか?



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